CaffeineとAwakeTabを比較:インストール不要の代替
結論:どちらを選ぶべきか
macOS用のCaffeineは、F15キーが押されたように見せかけることで、ウィンドウを何も表示していなくてもシステムを起こし続けます。AwakeTabは、ブラウザ標準のScreen Wake Lock API(画面のスリープ防止)を使う、表示中のタブです。ウィンドウを隠したまま動かしたい場合は、Caffeineのようなネイティブアプリを選んでください。ふたを閉じたときの挙動はmacOSが決めます。追加のアプリを入れずに、状態を正直に示す表示で画面を保ちたいならAwakeTabが向いています。
比較表(2026年9月9日時点)
| 項目 | Caffeine | AwakeTab |
|---|---|---|
| 仕組み | F15キーの押下をシステム全体でシミュレート | Screen Wake Lock API(入力は送らない) |
| 何も表示していないとき | 動作する | 動作しない(一時停止) |
| インストール | 必要(macOSアプリ) | 不要(ブラウザで開くだけ) |
| 対応環境 | macOS | Safari 16.4+、Chrome 84+、Edge 84+、Firefox 126+ など |
| 状態の表示 | メニューバーのアイコン | 保持中・一時停止・ブロック中などを区別して表示 |
Caffeineの方が向いている場面
- ウィンドウを隠したまま使いたいとき:AwakeTabはタブが隠れるとロックを手放します。常に裏で動かしたいならネイティブアプリです。
- 画面ではなく本体を起こしておきたいとき:ウェイクロックが守るのはディスプレイです。私たちのテストでは、macOSで本体のアイドルスリープまでは防げませんでした。
AwakeTabの方が向いている場面
- アプリを入れられない、入れたくないとき:会社のPCや借りたMacでも、ブラウザで開くだけです。
- Mac以外でも使いたいとき:同じページがWindows、iPhone、Androidでも動きます。
- 状態をはっきり知りたいとき:ブラウザが実際にロックを保持している間だけ「画面オン中」と表示し、省電力機能に断られれば「ブロック中 — 解決方法はこちら」と理由を出します。
Macでの詳しい挙動はMacのディスプレイをスリープさせない方法で説明しています。
どちらにも共通する注意
ふたを閉じたときのスリープはmacOSが決めるもので、AwakeTabのタブは一切関与できません。AwakeTabは入力をまねしないので、TeamsやSlackの在席表示は保てません。これは設計上の選択です。バッテリー節約機能や低電力モードがロックを拒否した場合も、AwakeTabはそのまま拒否されたと表示します。見た目だけ「オン」にすることはありません。どちらを選ぶにしても、画面をつけっぱなしにすると電力を使うので、長時間なら電源につないでおきましょう。
よくある質問
AwakeTabもCaffeineのようにキー入力をシミュレートしますか?
しません。AwakeTabはブラウザ標準のScreen Wake Lock APIだけを使い、キーやマウスの操作は一切送りません。そのため、TeamsやSlackの在席表示を保つこともできません。
ウィンドウを隠したまま画面を保ちたい場合は?
その用途ではCaffeineのようなネイティブアプリの方が向いています。AwakeTabはタブが隠れた時点でロックを解除し、「一時停止 — タブが非表示」と表示します。タブに戻ると自動で取り直します。
メニューバーから手軽にオンにできますか?
AwakeTabはブラウザのタブで動くので、メニューバーのアイコンはありません。代わりに、ヘッダーからインストールしてDockに置くことができます。起動したら開始を押すかスペースキーを押すだけです。
会社のMacでアプリを入れられない場合は?
AwakeTabはインストール不要で、対応ブラウザ(Safari 16.4以降、Chrome 84以降、Firefox 126以降など)で開くだけで使えます。ただし表示中のタブが必要で、本体のアイドルスリープは私たちのテストではmacOSでは防げませんでした。
Soubhik Biswas
AwakeTabを開発・テストしています。 AwakeTabについて